= 症例集 =

症例:椎間板ヘルニア

脊椎は、椎骨(頸椎7コ・胸椎13コ・腰椎7コ・尾椎∞)がたくさん繋がってできています。 この椎体と椎体の間には、「椎間板」と呼ばれる薄い軟骨組織がはさまれていますが、転倒したり、高齢になって椎間板が変形した場合に、椎間板の中のこの「髄核」が、線維輪を突き破って脊髄(神経束)を圧迫し、椎間板ヘルニアは引き起こされます。

ダックスフンドやコーギーなどの胴長短足の犬種やビーグル、ブルドッグなどは、特に注意が必要です。

 


レントゲン造影

当院で大槽穿刺注入による脊髄造影(オムニパーク)

12胸椎~第3腰椎の椎間板ヘルニアがみられる

後肢・尾の不完全麻痺で外科手術か内科療法に進む

鍼療法・物理的療法を施術する場合もある

 

 手術の例:椎弓有窓術(hemi laminectomy)の例

ヘルニア部分の椎体に窓を開け、圧迫された神経を逃がす。

ヘルニア部分の摘出を行っているところ。

 

 車イスの例

※後躯麻痺がひどい場合は車イスを利用します

慣れてくると、お散歩もできるようになります♪